2025.2.24
ビジネスのヒント
在庫を持たない! 介護事業のムダを減らし利益を上げる経営戦略
「在庫を持たない」と聞くと、「それってアパレルショップや飲食店の話でしょ?」
と思うかもしれません。
例えば…
・アパレルショップ → 余分な在庫を持たず、「受注生産」にすることで、売れ残りをなくし、コストを削減。
・飲食店 → 食材を必要な分だけ仕入れることで、廃棄ロスを防ぎ、利益を最大化 している。
どちらも「売れるかわからないものを大量に持たない」ことで、無駄な支出を抑え、利益率を上げる仕組みを作っています。
✔ キャッシュフローの改善 → 無駄な在庫を抱えないから、資金が滞らずに回る
✔ 無駄なコスト削減 → 倉庫代や管理コスト、過剰発注によるロスを防ぐ
✔ 経営リスクの軽減 → 需要の変動に柔軟に対応でき、急な売上減少にも強い
「在庫を持たない経営」は、ただ単にモノを減らすだけじゃなく、ビジネス全体の資金効率を良くするための考え方です。
これ、介護医療福祉の業界でも意外と大事な考え方 だと思いませんか?
例えば、こんな「ムダな在庫」ありませんか?
・無駄な紙書類の山 → デジタル化できるものも、紙で保存して保管コストがかかる
・使われない備品・消耗品 → 「とりあえず発注」が積み重なり、倉庫に眠る
・無駄な人件費・時間のロス → 形のある在庫だけでなく、無駄な業務フローも経営の負担になる
介護医療福祉の現場でも、「在庫を持たない」=ムダを減らし、利益を上げるという考え方が必要です。
今回のマガジンでは、「介護医療福祉の現場でできる”在庫を持たない”経営」について、実践的な方法を解説します!
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在庫を持たないビジネスの考え方
「在庫を持たない」って聞くと、多くの人がこう思いますよね?
「それって飲食店や飲食業の話でしょ?」
「介護や医療、福祉の業界には関係ないんじゃ…?」
実は、そうでもないんです。
むしろ、在庫を持たない発想は、介護医療福祉業界こそ活かせる考え方なんです。
では、まず「在庫を持たない」って具体的にどういうことなのか?
その考え方を解説していきます^^
① 在庫を持たない=ムダな支出がでない
在庫を持つと、次のようなコストが発生します。
❌ 仕入れコスト → 余分に仕入れることは無駄な支出が増えている
❌ 保管コスト → 在庫を置く事務所のスペース、倉庫代や管理費用がかかる
❌ 廃棄コスト → 使われないまま賞味期限切れ・型落ち、使わずに放置
こうしたコストが、ビジネスの利益を圧迫するわけです。
そのため、在庫を最小限にして「必要な分だけ仕入れる」 ことが、安定した経営につながります。
〈身近な業種例〉
✔ 飲食店 → 食材ロスを防ぐために、仕入れを毎日調整
✔ アパレル → 受注生産やオンデマンド販売で、余剰在庫を抱えない
✔ ECショップ → 受注後にメーカーから直送し、自社倉庫を持たない
このように、無駄な支出を抑えつつ、リスクを最小限にして利益を確保するわけです。
② 介護医療福祉業界で「在庫を持たない」とは?
さて、ここからが本題!
介護や医療・福祉の現場で「在庫を持たない」とは、どういうことか?
結論から言うと、 「モノ」だけでなく、「時間」や「情報」も在庫になる という発想がポイント!
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📌 具体例①:「紙ベースの書類」
例えば、事業所での紙の書類。
報告書や申し送りの用紙、実績などの紙を大量に印刷してストックしていると、使わないまま無駄になってしまいますよね?
もう何年も前の書類が、あの部屋の奥の方に…なんて、保管は在庫を抱えてコストが掛かっているのと同義!!
〈解決策はコレ〉
電子化する(Googleドライブ、LINE WORKS、Dropboxなど)
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📌 具体例②:「スタッフのシフトと業務時間」
介護現場では、スタッフの人員配置が「過不足なく」行われていることが重要。
過剰にスタッフを配置すれば人件費が増え、逆に足りなければサービスの質が落ちて評判がさがる。
スタッフのシフトと業務時間を管理することにも「時間」がかかっています。
調整時間に余計な脳のリソースを使ってしまっているなら、時間のコストが掛かっているということ。
〈解決策はコレ〉
業務のデジタル化で無駄を削減(紙の記録を電子化し、時短につなげる)
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📌 具体例③:「余計な設備投資をしない」
例えば、開業時に「立派な事務所が必要」と思い込んで、家賃が高い物件を契約してしまうケース。
でも、実際には訪問系サービスなら小さなスペースでも十分ですよね?
個人で始める事業なら、自宅のスペースを事業用にすれば十分ですよね?
〈解決策はコレ〉
・必要最小限の設備でスタートする(PCとスマホがあれば運営可能な業種も多い)
・シェアオフィスやバーチャルオフィスを活用する
*
このように、「ムダなものを持たない」「必要最小限で回す」 ことが、在庫を持たないビジネスの本質なんです^^
③在庫を持たない工夫を取り入れるには?
「なるほど、在庫を持たないことが大事なのはわかった。でも、どうやって実践すればいい?」
そんな方のために、すぐにできる「在庫削減のチェックリスト」を用意しました!
✅ 紙の資料はデジタル化できるか?(GoogleドライブやLINE WORKSを活用)
✅ 事務所や設備は最小限で運営できるか?(固定費を抑える)
✅ 必要なときに必要なものだけを発注できるか?(一括仕入れを避ける)
✅ 業務フローを見直し、無駄な作業を削減できるか?(定型業務の効率化)
まずは 「本当に必要なものだけを残す」 という視点で、日々の業務を見直してみてください!
まとめ:在庫を持たない=強い経営につながる!
今回のテーマ「在庫を持たない」について解説しました。
ポイントは3つ!
✅ ムダな支出を減らし、コストを抑える
✅ 介護・福祉業界でも、時間や情報の在庫を減らす工夫ができる
✅ 在庫を最小限にすることで、経営が安定する
「何でもかんでも揃えておけば安心」と思うかもしれませんが、ビジネスでは「持たない」ことこそがリスク回避になるんです!
こんな課題を解決します
- ●地域に信頼される事業所を作りたい
- ●業務効率を上げ、スタッフ間の連携を強化したい
- ●新たに介護事業を始めたい
- ●紙業務をデジタル化し、IT環境を整備したい