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2025.2.4

ビジネスのヒント

介護医療福祉にマーケティングは必要ない?

介護医療福祉業界で働いていると、

「マーケティング」なんて必要ないよな〜。と思いませんか?

「商品を売る仕事じゃないし…」
「営業しなくても仕事はくるし…」

そんな風に考えているかもしれません。
でも、ちょっと待ってください!

実は、あなたが普段やっていることの中にマーケティング要素がたくさん隠れているんです。

・「利用者(患者)や家族への説明仕方」
・「リハビリやサービスの提供」
・「見学案内などの新規の対応」

普段、当たり前にやっていることを、すべてマーケティングの視点で考えると「選ばれるための工夫(売れる仕組みづくり)」をしているってことなんです。

じゃあ、マーケティングを意識するとどんな変化があるのか?

今回は、 「マーケティングって何?」から

「実はやってた!現場のマーケ事例」までを解説していきます。

\今日のコンテンツはこちら/

 1. マーケティングってそもそも何?
 2. 実はやってた⁉︎ 介護医療福祉の現場に隠れたマーケティング

 1. マーケティングってそもそも何?

「マーケティング」って聞くと、何を思い浮かべますか?

・ 商品を売るための戦略?
・ 広告を出して集客すること?
・ 営業と同じ?

実は、これらはすべてマーケティングの一部に過ぎません。

本質的には 「売れる仕組みを作ること」 なんです。

マーケティングの語源から考えると…

マーケティング(Marketing)はラテン語の 「mercatus(市場)」という言葉が語源。

そこから派生して、「市場で商品やサービスが売れ続けるための活動」という意味になりました。

つまり、マーケティングとは「モノやサービスが自然に売れていく仕組みを作ること」なんです。

▼1-1 マーケティング=営業ではない?

マーケティングと聞くと「営業と何が違うの?」と思うかもしれません。

簡単に説明をすると営業は「直接サービスを紹介し、利用してもらうための行動(業務)」

マーケティングは 「(サービスなどが)売れる仕組みを作ること」

たとえば…

■ 営業:「この介護サービスをぜひ使ってください!」と直接話して契約を取る
■ マーケティング:「この介護サービスを知ってもらう&魅力を感じてもらうための仕組みを作る」

つまり、営業は「その場の1件」を取ることにフォーカスしますがマーケティングは「サービスの魅力を伝え、自然と興味を持ってもらい、売れる仕組みを作ること」に重点を置きます。

▼2-1 究極のマーケティング

究極のマーケティング(売れる仕組みづくり)は「売らずに売ること」

は?と思うかもしれませんが現に究極のマーケティングをしている企業はあります。

代表例がスターバックス。

スターバックスは、世界中に店舗を展開し多くの人に愛されているコーヒーチェーンです。

でも、テレビCMって見たことありますか?実は、スターバックスはほとんどテレビ広告を打たず「ブランドの世界観」をマーケティングの中心に据えています。

・「おしゃれな空間」
・「心地よい接客」
・「ちょっと特別なコーヒー体験」

これらを通じて、「スタバのコーヒー=特別」という印象をお客さんに持たせ、広告をしなくても自然と選ばれるブランドになっています。

これがまさに「売らずに売る」マーケティングの成功例です。

ちなみに広告でマーケティングすることをマスマーケティングといいます。

マーケティングが成功すると、勝手に選ばれる介護医療福祉の現場でもマーケティングがうまく機能すると…

・「〇〇事業所って良さそうだから見学したい!」と興味を持たれる
・「あそこのリハビリが評判いいらしい」と口コミで広がる
・「〇〇さんにケアプランをお願いしたい!」と指名が増える
・「あの福祉用具の相談員さん、商品説明や料金説明がとてもわかりやすい」

営業しなくても、自然と選ばれる(売れる)仕組みができていれる。それが究極のマーケティングです。

「売らずに売る」マーケティングの重要性がわかったところでここで一つ疑問が出てきます。

「介護や医療、福祉の現場でマーケティングってどう活かせるの?」

実は、あなたが普段やっている業務の中にマーケティングの要素がたくさん隠れているんです。

普段の業務を少し工夫するだけでマーケティングを意識した働き方ができるようになります。

次に、「実はやってた⁉ 介護医療福祉の現場に隠れたマーケティング」を具体例と共に解説していきます!

2. 実はやってた⁉介護医療福祉の現場に隠れたマーケティング

「マーケティングなんてやったことない!」と思っているかもしれませんが実は、日々の業務の中で無意識に自分を売る、事業所を知ってもらうためのマーケティングをしていることがあるんです。

たとえば、こんな場面

■利用者や家族への説明の仕方

「この介護サービスってどんなことをするの?」と聞かれたとき相手が理解しやすいように例を挙げたり専門用語を使わずに話したりしませんか?

これは、介護サービスを丁寧に伝えることで「わかりやすく説明してくれる人だ」と相手の中に無意識に好印象が残ります。

■リハビリサービス提供の工夫

患者や利用者が単にリハビリをするのではなく続けやすいようにモチベーションを上げるリハビリの方法を少し変えてみる。楽しめるような仕掛けをすることはありませんか?

これは、リハビリサービスの満足度を上げることで評価を上げる、マーケティングの工夫です。

リハビリの先生が各々で工夫している場合もあれば事業所として統一している場合もありますよね。

ケアマネジャーが「あの人」にお願いしたいのか「あの事業所」にお願いしたいのかが変わる理由、それは工夫してくれている「誰(どこ)か」によって変わります。

■口コミで広がるサービス

「このデイサービスのご飯は美味しいらしい」
「〇〇さんのケアマネは話しやすくて頼れる」
「あそこの看護師さんは地域の病院のことに詳しい」

と、利用者や家族の口コミで評判が広がることは知ってますか?

これは、紹介・リピートが生まれるマーケティングの成果。ケアマネジャーは、事業所や対応してくれている人の評価を利用者、家族から耳にします。

中には「〇〇へ相談したら、すぐに対応してくれて、ケアマネジャーにも連絡してくれて助かった」
と具体的に評価してくれている人もいます。

これ、「売らずに売る」マーケティング(売れる仕組みづくり)ですよね?

■問い合わせや申し込みにつながる情報発信

介護医療福祉の業界はまだまだ少ないですがネットに載っている情報発信もマーケティングの重要な一つです。

ブログやSNSで施設の雰囲気や活動内容を発信して興味を持ってくれた人が問い合わせをしてくれたら?

売れる仕組みづくりができていますよね?(マーケティングができている)

これも立派なマーケティング!「興味を持ってもらう仕組み作り」です。

つまり、 介護や医療福祉の現場ではすでにマーケティングを実践しているんです。

今回の稼ぐマガジンは以上です。

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介護医療福祉にマーケティングは必要ない?

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このようなテーマで2つのコンテンツを解説しました。

 1. マーケティングってそもそも何?
 2. 実はやってた⁉︎ 介護医療福祉の現場に隠れたマーケティング

マーケティングを意識するともっと選ばれる事業所になります。

普段の業務を「マーケティング視点」と意識するだけで利用者・家族・関係者から「選ばれる」施設やサービスになれる可能性がグッと上がります。

「どうやったらもっとサービスの魅力を伝えられるか?」を意識するだけでも、自然と「売らずに売る」

仕組みを作ることに繋がります。

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